2014年、ベトナムは192票の中184票で国連の人権評議会に入ることに選択された。そのことはベトナムが多くの分野、特に宗教について人権の保護に努力していることを表わした。ブイチュ、エアトゥル、チャヴィンのようなベトナムの国内の各地方における日常生活を通じて、そのことがわかるようになる。
ブイチュにおける新たな生活
ベトナムのナムディン省スアンチョン県のブイチュ地域は、昔からのカトリック教が信仰され、ベトナムのカトリック教の布教に関する重要な活動があった。
ブイチュ教会は、スアンゴック集落にあり、1885年に建てられ、大きく、ヨーロッパ建築の特徴を有する。その地域の周りに住んでいる1800人の信徒がブイチュ教会に通っている。
グエン・ティ・ランエスはここで100人の信者がいる。 その人々は労働者で、米をを、患者を治療する薬の木を植え、不自由な人孤児を世話する。

ベトナムのナムディン省スアンチョン県スアンフオン集落のフーニャイ教会で礼拝に、参加しているブイチュにおける信徒。
撮影:ヴィット・クオン

日曜日にチュンリン教会において礼拝しているブイチュの信徒。
撮影:ヴィット・クオン

日曜日にフーニャイ教会において礼拝している信徒。
撮影:ヴィット・クオン
ブイチュ教会で行われいている結婚式。
撮影:ヴィット・クオン
チュンリン教会において行われている洗礼。
撮影:ヴィット・クオン |
«
ブイチュのキリストの地域はベトナムのキリスト教の26の地域の中、もっとも狭い面積(1,350㎡)で、ベトナムのナムディン省の6県の中にあり、人口が40万人で、ベトナムの総人口の34%を占めている。
»
|
ブイチュのキリストの地域の信徒は農業で生活している。この数年間、地域の政権の援助で、信徒は多くの会社、向上を設立した。
ベトナムのスアンチョン県スアンティエン集落6村のチャン・ヴァン・チョン氏は交通運輸大学の機器学科を卒業した後、ハックソーブレードを生産する工場を開いた。現在、その工場で働く20人の労働者がいる。それぞれの労働者の毎月収入は平均600万ドンである。
私たちはスアンチョン県スアンティエン集落の礼拝に参加した。その参列はキリスト教の信徒が祖先などを、思慕する大きな祭りである。
フーニャイ小教区のファム・コン・チン氏はこの日、遠くで働く人々は、戻ってくる。今年は数千人が戻った。ふるさとが変わり、発展したことに、誰でもうれしい。
エアトゥル教区
今日、ベトナムのダックラック省Cư M'gar県エアトゥル集落の信徒は教会に集中し、儀礼に参加した。ここのエデ民族の3000人の信徒にとって、11月の最初の日曜日は最も大切な日である。
8時30分、伝統的な服を着るエデ民族の少女は聖譚曲を歌った。Y Ky Êban牧師は「その少女たちはキリスト教の服を着るはずですが、エデ民族の伝統的な文化を保存するためにエデ民族の伝統的な服を着ました。民族を問わず、誰でもキリスト教を信じ、聖譚曲が歌えます。」と述べた。

11月の最初の日曜日に、エアトゥル集落の3000人の信徒は教会で儀礼に参加した。
撮影:タット・ソン

教会における儀礼。
撮影:タット・ソン

エアトゥル集落の教会における7歳から9歳までの子供に聖書を教える教室。
撮影:タット・ソン

エアトゥル集落における聖譚曲の勉強会は、毎週日曜日に開かれる。
撮影:タット・ソン

エアトゥル集落における信徒はゴムの木を植える。
撮影:タット・ソン

81歳の年寄りは「地方の政権はエデ民族の伝統的な生地を保存するため、私たちを援助してくれました。」と述べた。 撮影:タット・ソン

コーヒーを乾燥しているY Hô Niê氏。
撮影:タット・ソン

エアトゥル集落の診察室。
撮影:タット・ソン |
Y Ky Êban牧師はこの10年間、エアトゥル集落のキリスト教の教会の会長であり、国の農業助成の政策がわからない人に詳しく説明した。Y Ky Êban牧師もエデ語(民族言語)でキリスト教を3千人の信徒に伝えた。
西部の仏教
ベトナムの西南部の人々は仏教南部学派に従う。10月、私たちがチャヴィン省を訪問した時、多くの所からのベトナムのKhmer民族の人々はアン寺に集まり、仏教南部学派の中、最大の儀礼である迦絺那衣(Kathina)儀礼に参加した。

ベトナムのチャヴィン省のクメー族の人々にとって、仏教は文化、生活の中で、不可欠な物である。 撮影:グエン・ルアン
礼拝しているクメー族の人々。
撮影:グエン・ルアン
迦絺那衣(Kathina)儀礼に参加しているクメー族の子供たち。
撮影:グエン・ルアン
クメー字を勉強しているチャヴィン省の僧。
撮影:グエン・ルアン

迦絺那衣(Kathina)儀礼。
撮影:グエン・ルアン
木を彫刻を勉強しているハン寺の僧。
撮影:グエン・ルアン |
メコンデルタの地域において、クメー族の130万人がチャヴィン省、ソックチャン省、キエンザン省に住んでいる。2014年10月までの調査によると、仏教南部学派の454の寺があり、8500人の僧がいる。チャヴィン省だけで、142の寺があり、3100人の僧がいる。
私たちはチャウタイン町にあるハン寺を訪問した。ハン寺は1637年で建立された。同寺のタックスオン僧侶は第23目であり、多くの人々に尊重されている。
タック・スオン僧正は、祖先からの伝統的な職業を維持するために、木を彫刻工房を建てた。そのおかげで、ここのクメー族の60人の青年は職人になった。ソックチャン省、ヴィンロン省、カントー省からの人々もここに集まり、彫刻の勉強をしている。
他はクメー語を保存するために、タック・スオン僧侶も子供たちにクメー語を教える教室を開いた。
この数年間、ベトナムの政府からの政策のおかげで、チャヴィン省の人々の宗教活動だけでなく、日常の生活も改善されたため、皆が喜んでいる。
アメリカのピュー研究所の調査の結果によると、世界でベトナムがシンガポール、台湾に次ぎ、様々な宗教のある国の三番目である。この結果は現在のベトナムの宗教の事情を表わしている。今、ベトナムの国家は仏教、キリスト教、回教、ヒンドゥー教などの宗教を正式に公認されている。 |
文:トン・ティエン、グエン・オアン、クイン・アイン
撮影:ヴィエット・クオン、タット・ソン、グエン・ルアン
minhphuong