ベトナムのグエン・スアン・フック首相は28日夜、アメリカのトランプ大統領の招きに応じてアメリカを公式訪問するため、ハノイを発ちました。
フック氏がベトナム首相としてアメリカを訪問するのは今回が初めてです。そして、両国の新しい指導部が誕生してから、トランプ大統領がベトナムの指導者と接触するのは今回も初めてです。
訪問を前に、アメリカ駐在ベトナム大使館のファム・クアン・ビン大使は、VOV=ベトナムの声放送局のインタビューに応じ、次のように語りました。
「トランプ大統領は、グエン・スアン・フック首相をアメリカ訪問に招待する招聘状の中で、「東南アジア地域とアジア・太平洋地域においてベトナムをアメリカの重要なパートナーと見なしている」と述べ、全ての分野においてベトナムとの協力関係をさらに強化したいとの考えを示しました。この間、両国関係はアメリカの国会・両党の支持を受けていますが、今回も同じです。私がアメリカ国会議員と接触するとき、彼らは、今回の訪問は両国関係の発展にさらに弾みをつけるであろうと希望しています。特に、アメリカ国会のASEAN議員連盟の共同議長を務める2人の議員は、フック首相の訪問は両国関係だけでなく、アメリカとASEANとの協力の拡大に寄与するであろうとの声明を出しています。」
なお、ベトナムの国連加盟40周年にあたり行われる今回の訪問を機に、フック首相は国連のアントニオ・グテーレス事務総長と会見し、ニューヨークで開催されるベトナムの国連加盟40周年記念式典に出席する予定です。
ソース:VOV