15/02/2021 00:14 GMT+7 Email Print Like 0

バーチャルリアリティ技術によるリー王朝の建築遺産

2019年以来、バーチャルリアリティ技術によるリー王朝時代の建築遺産の体験が多くの人々から大変人気の文化的活動になりました。それはまた、人々がベトナム民族の建築の歴史を理解し、より誇りに思える新しい発見の視点でもあります。
ベトナム遺産の日を祝う「バーチャルリアリティテクノロジー(VR3D)でリー朝の建築を体験」と題されたイベントがハノイ美術館とSENヘリテージで開催され、出品された3D絵画、3D映画、VR3D製品などによる一柱寺(延祐寺)の再現が見どころです。

現在、バーチャルリアリティ技術は世界中で若者に非常に人気のある成長著しい分野です。ベトナムでこの技術を国の文化史を再現するために用いることによって、新しい活動の扉を開き、今日まで保存されてきた李朝の典型的な古代建築に対するベトナムの人々の愛と誇りを倍増させることになりました。それはまた、一般の人々への宣伝を通してベトナムの文化遺産を保存するという新しい方向性でもあります。

来館者は写真を見たり、VRゴーグルをかけたりすることで、過去から現在までのリー朝時代の建築空間に関するあらゆる感覚を簡単に体験し、まるでその歴史的空間を旅行しているかのように、祖先が築いた真髄と現実に触れることができます。一柱寺(延祐寺)の文化建築のイメージはドラゴンの頭、カエデの葉、二対の龍などの細部から全景へ、上から下へ、下から上へと鮮やかで多次元的な姿を見事に再現し、そして歴史が染み込んだ大規模な建築物群に入り込んでいるようで、そのありありとした鮮やかさに人々は驚きます。



リー王朝の一柱寺(延祐寺)の建築遺産をバーチャルリアリティ技術で探訪するフオン・ドン私立大学の学生。


 SENヘリテージの創設者チャン・チョン・ズオン博士によるリー朝の一柱寺(延祐寺)バーチャルリアリティテクノロジー製品と一柱の建築の説明を聴く観光客。


リー朝の延祐寺の建築遺産に関連する歴史を簡単に紹介されるショールームに来た訪問者。


ディスプレイに使用されるテクノロジーの道具の3次元バーチャルリアリティゴーグル。


テクノロジーによって視聴者がリー朝の一柱寺(延祐寺)の建築仮説についてより現実的で魅力的なシミュレーション空間を体験できる助けとなる。

今回展示されている一柱寺(延祐寺)のバーチャルリアリティテクノロジー製品は延祐寺の建築理論からの作られたデジタル製品で、SENヘリテージグループがほぼ50年間の科学界(考古学、歴史芸術、歴史芸術など)の仮説を10年間研究し、まとめた結果です。


年齢に関係なく、ほとんどの人が興味を持つテクノロジーを通じた歴史へのアプローチ。


バーチャルリアリティ技術に加えて、来館者が同様に現代的な方法で歴史を探訪できるオプション。

歴史と建築の愛好家が相互に関心のある分野について探求し、意見交換できる出会いの場でもある展示スペース。


リー朝の文化美を模した工芸品の展示コーナー。


リー朝時代の文化をモチーフにして再現し、イベントに展示されたシルバージュエリー。

このユニークな文化イベントに興味を持つ歴史と建築を愛する多くの人
 

一柱寺はかつては漣化台と呼ばれていた寺院で、1本の柱のに楼閣が置かれています。漣化台は延祐寺の建築群で最も有名な建物であり、「皇帝の世が長く続く」寺を意味します。寺は1049年にリー・タイ・トン皇帝によって建立され、1105年にリー・タイン・トン皇帝の下で完成しました。

このプロジェクトを実施したSENヘリテージグループの代表チャン・チョン・ズオン博士は非常に感動し、次のように述べました。「私はベトナムの多くの人々が歴史にタイムスリップし、仏教芸術の華麗な空間を散歩できることを非常に感謝し、誇りに思っています。そして子供や生徒、学生がVRゴーグルをかけることで文化遺産に触れ、学ぶことができます。」
現在の一柱寺は1954年11月9日に塔が爆撃された後、1955年にグエン・バ・ランによって修復、再建されました。リー王朝の文化を理解するために、崇善焉齢塔の碑文(1121年)の歴史的記録に基づいて、チャン・チョン・ズオン博士(プロジェクトの科学的リーダー)は、霊沼池の中央の石の塔、2つの中庭、左右に回廊、その外側に左右対称の池と太鼓橋などが囲む多次元で同心円状の延祐塔の曼荼羅地図を再現しました。この地図全体は華厳、法花、法界案立図、ホア・タングの物語、仏陀の世紀に記された仏典に従って曼荼羅図を模倣しています。

この科学的仮説は、ディン・アイン・トゥアン建築家、デザイナーのチャン・タイン・トゥンさん、グエン・ズイさん、レー・ミン・クアンさん、レー・クアン・フイさん、グエン・フイ・ホアンさんなどによってデジタル化されています。そのプロジェクトの成果は延祐寺の建築記念碑の3D技術設計図、3Dフィルム、延祐曼荼羅のVR3Dバージョン、一柱塔の建築形態モデルと建築構造、観光サービスや博物館に展示用の古文書からの再現された製品などです。

延祐寺のVR3Dは、視聴者が800年前に遡って、リー朝の王室の寺の空間を理解するのに役立ちます。そのプロジェクトの主な成果によって21世紀のベトナムの若い世代がVRとAR技術を使ったバーチャルリアリティ空間で古の黄金の美しさを体験することができるようになりました。VRテクノロジーによって視聴者が古のの空間を歩くことができれば、ARテクノロジーは古の建築物を現実の空間に呼び出すことができます。


科学の理論(考古学、歴史芸術、文化研究、仏教の象徴など)の研究と合成を10年間行ってきたSENヘリテージグループのバーチャルリアリティ技術によってVR3Dの延祐寺とリー朝の一柱の建築物が人々に紹介されました。それはまた、「ベトナムのアイデンティティの尊重-ベトナムの伝統への誇り」というメッセージを書いている今日の若い世代の情熱でもあります。

文:ビック・ヴァン
撮影:ヴィエット・クオン

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