05/02/2021 11:17 GMT+7 Email Print Like 0

クエンティン・デローム氏:ベトナム演劇の育成に情熱を注ぐフランス人監督

フランス人の演劇監督クエンティン・デローム氏は自分自身の演劇活動のために2010年に初めてベトナムに来ました。10年間ベトナムに住んで働いた後、指導者になることを決め、演劇芸術の経験が全くないベトナム人を自信を持ってステージで演じる俳優に育てることに成功しました。氏はまた、子供から大人まで多くの年齢層の人々に演劇を指導するハノイ市タイホーにあるハノイATHシアターアンドアートスタジオの創設者でもあります。
クエンティン・デローム氏が初めてベトナムに来た時、ストリートアクティビティから日常生活まですべてにおいて知らないことばかりでした。当時、アマチュア向けの演劇教室はなく、プロ向けの演劇教室しかありませんでした。したがって、最初はいくつかのクラブで演劇を教えるように各学校を説得するのに苦労しました。

「私が最初の授業を始める前、ベトナム人の先生は私がいつものようにフランス語のクラスを教えるものだと思ったので、彼らは私にフランス語の教科書をくれました。しかし、私が彼らを教える様子を見て驚き、これはまったく新しいものであることが分かりました。しばらくすると、生徒たちが楽しくてもっと学びたがっている様子を目にして、私が持っているアマチュアドラマのトレーニングを徐々に理解してくれるようになりました。」とクエンティン・デローム氏は述べました。

この10年間、彼はドラマの指導を熱心に続け、多くのベトナム人が演劇により関心を持つよう手助けをしました。これは子どもたちだけでなく、すべての大人の成長のための道具です。ハノイATHシアターアンドアートスタジオの現在のクラスは4歳からの生徒で、いずれも演劇のバックグラウンドを持たない人の出発点です。学習のプロセスにおいて身体のあらゆる面の発達を目的とした練習をよくしますが、それは身体の柔軟な表現や学習者の感情と集中のためです。

彼は教えるだけでなく、演劇のプロデュースにも携わっています。 現在、子供向けの約100の演劇に加えて、約10のプロの演劇を制作しています。


ベトナム在住10年のフランス人のドラマ監督クエンティン・デローム氏。


俳優たちと次の演劇のリハーサルをするクエンティン・デローム監督。


ATHハノイドラマアンドシアターのステージに登場するフランス人とベトナム人キャスト。


子供向けの約100の演劇に加え、約10のプロの演劇を作成して上演するクエンティン・デローム監督。


現在、4歳以上の「子供」の学生がいるハノイATHシアターアンドアートスタジオのクラス。


すべての出発点は演劇芸術のバックグラウンドを持たない人々。


ハノイATHシアターアンドアートスタジオで最近行われた演劇のシーン。


ハノイATHシアターアンドアートスタジオにおける俳優兼監督クエンティン・デロームのチームリハーサル。


自分が監督した演劇の音と照明も担当するクエンティン・デローム監督。
 

俳優と演劇監督の両方で専門的な訓練を受けたクエンティン・デローム氏は、演劇やキャストの人たちが彼に提案するとやり方を取っていて、その結果、彼は俳優チームと一体になることができます。それから俳優のチームと聴衆への事前調査を完了するために段階的にステージングする方法についてミーティングをします。

クエンティン・デローム監督にとって舞台作品は共同作業的な仕事です。 各公演の後、彼はしばしば俳優のグループと一緒に座って、上演した演劇に対する意見をから聞きます。

クエンティン・デローム監督は「私がいつも強調しているのは、すべての演劇には、例えそれが成功と呼ばれても賛否両論があるということです。 したがって、結果は私が見たものではなく、私と俳優のグループがどのように一緒に劇を創り出し、どのように新しく発展させたかという過程が重要なのです。」と述べました。

クエンティン・デローム監督は、新しく企画され、近い将来に公演される演劇のアイデアについて「『The old days』と題された劇は私にとってのトライアルであり、現在キエウ物語に取り組む新しいプロジェクトがあります。キエウ劇は来年、ベトナム人のアマチュア俳優をキャスティングし、完全にベトナム語で演じられます。キエウ劇はベトナム文学とベトナム文化の礎であり、これが演劇のアイデアを構築し、上演する上でのインスピレーションを私に与えてくれます。 この私の演劇が過去に舞台で再演されたいくつかのキウ演劇と比較して、キエウ物語の作品に新しい視点を与えることができるよう願っています。」と語りました。



クエンティン・デローム監督のアイデアに基づく演劇の中で、「The old days」と題された劇は「瓢箪物語」「ドラゴンと妖精」「テトの竹竿のお話」「チャウとカウのお話」の4つの昔話から創られました。俳優を務めたのはハノイのアムステルダム高校ドラマクラブの生徒たちです。フランスのグルノーブルで開催された第27回「ヨーロピアンユースドラマ」フェスティバルで公開された劇です。
 
文:ガン・ハー
撮影:コン・ダットとカイン・ロン