アメリカの大統領選挙は11月3日の投票日まで、3日であと3か月となりました。
アメリカの政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、2日時点の各種世論調査の全米の支持率の平均値はトランプ大統領が42%、民主党のバイデン前副大統領が49.4%と、バイデン氏が7.4ポイントリードしています。
トランプ大統領は大統領選挙の勝敗を左右すると見られている重要州の多くでも支持率で劣勢となっていて、新型コロナウイルスの感染拡大や人種差別の抗議デモに対する対応への批判が影を落としていると見られます。
ただトランプ大統領には共和党支持者を中心に依然、根強い支持もあり、大統領としては今月24日から開かれる共和党の全国党大会での党の大統領候補指名を受け、巻き返しをはかるねらいです。
一方、バイデン氏は女性を選ぶと明言している副大統領候補を今週にも決めるとしていて、バイデン氏としては今月17日からの全国党大会で挙党態勢を打ち出し、はずみをつけたい考えです。
両陣営ともに感染拡大で活動を制限されるなか、インターネットも駆使して選挙運動を本格化させていて、選挙戦は激しさを増しそうです。(NHK)