アジア名:「マンクット(Mangkhut)」と呼ばれる台風が16日夜、中国本土に上陸した状況を前に、ベトナム中部ゲアン省自然災害対応・救難模索担当部は、地元の各地方や機関、組織に対し台風への対応、直ちに人民の安全措置をとるよう求めました。
「現時点で、沿海国境警備部隊は台風に対応する姿勢を整えています。台風は熱帯低気圧に変わりましたが、今後、被害をもたらす恐れがあるので、私たちは、地元の地方行政府や、関連各機関と共に、漁民に帰港を命じました。」
一方、北部タイビン省では、およそ8万ヘクタールの稲作はまもなく収穫期を迎えますが、豪雨による甚大な被害を受ける恐れがあります。こうした状況を前に、タイビン省農業部門は、稲や作物の浸水対策を整っています。また、タイビン省国境警備部隊は、現地住民と共に、稲や作物の収穫、浸水対策をとっています。クアラン国境警備庁のファム・ティエン・ルオアット氏は次のように語っています。
「私たちは、現地の軍事部隊、公安、及び関連各機関と連携して、住民に作物の早期収穫を勧告すると同時に、浸水対策を講じています。」
その他、北部の幾つかの地方の行政当局と人民は、洪水対策や、堤防補強、水産物養殖地の保護などを行っています。
ソース:VOV