25/04/2020 09:36 GMT+7 Email Print Like 0

WTO有志、輸出制限反対で声明 コロナ巡る食料危機阻止へ

(VOVWORLD) - 日本やアメリカ、EU=欧州連合などWTO=世界貿易機関に加盟する有志の23カ国・地域は23日までに、自国の食料確保を優先した農産物の輸出制限を実施しないよう求める共同声明を出しました。
新型コロナウイルスの感染拡大を背景とする食料危機を防ぐのが目的です。

農林水産省によりますと、新型コロナの流行拡大を受け、世界各地で食料を自国内に囲い込む動きが出ています。20日時点で、小麦に輸出枠を設定したロシアなど13カ国が農産物輸出を禁止したり、上限を設けたりしています。

声明では「貿易制限は価格の高騰や重要な食料の不足をもたらす」と指摘しました。農産物の調達や供給網に混乱が生じると「世界の貧しい層の食料安全保障を一層脅かす」として、各国に輸出制限を行わないよう強く求めました。

また、危機的な食料不足が生じて何らかの貿易措置を取らざるを得ない状況になった場合には、一時的なものとすることや、WTOに迅速に通知することも呼び掛けました。

声明の参加国・地域は合計で世界の農産物・食品輸出の約6割を占め、日本の主要な輸入相手国であるカナダ、ブラジルなども名を連ねました。