調査団は、治安部隊が厳重に警戒し、高い青色のフェンスの外側にさらにバリケードが築かれた海鮮卸売市場に到着しましたが、約1時間で現場を離れました。報道陣からの質問は一切受け付けませんでした。
これに先立ち、2週間の隔離を終了した調査団は武漢市内の病院や各種市場を訪れ、ウイルスとの戦いをテーマにした展覧会も見学しています。
調査団に属する専門家の1人、ピーター・ダスザク氏はツイッターに「本日、大変重要な場所である武漢の華南海鮮卸売市場を訪問しました。われわれのチームが2019年末に広がり始めた新型コロナウイルス感染症を理解する上で非常に参考になり、大事だ」と投稿しました。
専門家によりますと、感染源を究明する上で同市場の実施調査を行う意味はなお大きいです。ただ調査団が現地入りするまでには相当な時間がかかり、米国政府は中国の専門家が先に調査を行ったことなどを批判しています。(ロイター)