韓国ヨンハプ通信が29日日曜、報じたところによりますと、6年ぶりに訪韓するストルテンベルグ氏は出発前日の今月27日(現地時間)、ベルギー・ブリュッセルのNATO本部内にあるメディアセンターで行った単独インタビューで、「安全保障問題は次第に各地域に影響している。インド・太平洋地域で起こったことは欧州・NATOに影響し、その逆も同じ」と説明しました。
また「韓国とNATO間の協力を強化すべきと固く信じており、これが訪韓の最も重要なメッセージ」と強調しました。
さらに、「中国の脅威」と称するものが高まっていることについては「中国は近代的な軍事力の増強に膨大な投資を行っている。NATO全加盟国の領土に届く長距離ミサイル、核の能力も著しく、急速に拡大させている」と評価した。
加えて、「NATOは現在も今後も北米・欧州の域内同盟として残る」としながらも、「われわれは中国による挑戦を含め、こうしたグローバルな脅威と挑戦に対応する必要がある」と指摘しました。
そして、今回の訪問を機に韓国との協力強化を目指す分野としてはサイバー脅威、軍備管理、技術分野を挙げています。
さらに、昨年に続き、今年もNATO首脳会議にユン・ソクヨル韓国大統領を招く意向を示しました。
ストルテンベルグ氏の訪韓は17年以来、6年ぶりのことで、NATO事務総長としては3人目となります。
こうした動向について、中国は「北大西洋」地域以外で関係強化を図るNATOの動きを強く警戒しています。(ParsToday)