両国の政府高官や、非政府組織の代表などが参加したこの対話は、戦争被害の克服を促進する取り組みに集中し、それを通じて両国関係の強化に貢献することが狙いです。対話はアメリアのバイデン大統領によるベトナム訪問直後に行われたため、その重要性が増すと評されています。対話で、ベトナムでの戦争被害の克服事業に大きく貢献してきたパトリック・リーヒ元上院議員の補佐官ティム・リーサー(Tim Rieser)氏は次のように語りました。
(テープ)
「戦争被害の克服事業におけるベトナムとアメリカの協力は他の国々にとって典型的な例です。かつて敵国同士だった国々がこれほど協力したことはありません。ベトナムは長年にわたり、戦争中に行方不明になったアメリカ兵の捜索に多大な時間と労力を費やしてきました。これにより、アメリカの戦争被害克服プログラムへの扉が開かれました。これらのプログラムが両国の間に存在する溝を埋めており、両国の和解と協力の基盤を築き、バイデン大統領とグエン・フー・チョン書記長がハノイで包括的・戦略的パートナーシップの樹立に関する文書に署名したことにつながったと思います」
(VOVWORLD)