ロン教授によりますと、今年のGDP=国内総生産の成長率は6.8〜7%に達する見込みであり、計画投資省の報告書の中によれば、これはASEAN東南アジア諸国連合の中で最も高い成長率です。こうした成長率から見れば、ベトナムはアジア太平洋地域で経済が最も急速に発展する国々の一つでもあると評価されています。主な理由の1つとしては、ベトナム政府が効果的かつ断固として行動するほか、ダイナミックで効果的な政治システムを擁し、世界と地域内の大国との関係を包括的な戦略的パートナーシップに格上げし、APEC首脳会議やWEF世界経済フォーラム、G20=20カ国・地域サミット、BRICS首脳会議の拡大会合など国際フォーラムで重要な役割を益々果たしているためです。
また、ロン教授は、ベトナムが来年高成長率を維持していくための重要な基盤を取り上げました。その内、第一は、ベトナムが1986年にドイモイ=刷新事業が開始されてから、最大の組織合理化事業に入っていること。第二は、ベトナムには豊富でダイナミックな人的資源が恵まれていること、第三は、ベトナムが近代的なインフラシステムの完備に最大限に努力していることです。
(VOVWORLD)