ルビオ長官は、30年前、かつての敵国だったベトナムとアメリカが、包括的な戦略的パートナーシップへと歩みを進めるという特別な旅路を開始したと振り返りました。その中でも、地雷や不発弾の除去、ダイオキシン対策、行方不明者の捜索といった戦争後遺症の克服に対する協力は、両国の和解を象徴する重要な取り組みであると強調しました。
経済面では、1995年以降、二国間貿易額は200倍以上に拡大し、2024年には1320億ドルに達しました。ベトナムは現在、アメリカにとって第8位の貿易相手国となっています。また、草の根交流、教育、高度技術や科学分野における協力も積極的に推進されるほか、学生や専門家の交流プログラム、共同研究などを通じて、両国民の相互理解が一層深まっています。
最後にルビオ長官は、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、アメリカが平和、繁栄、安全の促進に引き続き強く取り組むとの姿勢を改めて示しました。
(VOVWORLD)