アメリカの宇宙開発企業「ファイアフライ」はことし1月、無人の月着陸船「ブルーゴースト」を南部フロリダ州から打ち上げました。
この着陸船が2日、月面に着陸し、民間企業としては去年2月にアメリカの別の企業が成功したのに次いで、世界で2例目となりました。
着陸後に公開された画像には、月面や着陸船の一部のほか、船体の背後の宇宙空間に地球が小さな点として写っています。
今回の着陸船にはNASA=アメリカ航空宇宙局などが開発した実験機器10台が搭載されていて、月の表面の砂の調査など、今後の月面での宇宙飛行士の活動を想定した実験が行われる予定です。
月をめぐっては、アメリカの企業のほか、日本のベンチャー企業「ispace」もことし1月、無人の着陸船を打ち上げ、今後、月面着陸を目指すなど、新たなビジネスの舞台として各社が国際的な開発競争を進めています。(NHK)
(VOVWORLD)