オーストラリアは1974年ASEANとのパートナー関係を設立して以来、ASEANの重要なパートナーとなっています。オーストラリアはASEANの中核的な役割を支持し、ASEAN主導の地域の対話・協力メカニズムに積極的に参加してきました。
フォーラムでグエン・クォク・ズン外務次官はASEAN諸国を代表して、スピーチを行い、「地域経済が多くの複雑な影響を受けている背景の中でASEAN諸国とオーストラリアは経済連結を維持し、ASEANとオーストラリア・ニュージーランド間の自由貿易協定やRCEP=東アジア地域包括的経済連携協定、CPTPP=包括的および先進的な環太平洋経済連携協定の実施で協力を強化し、市場の開放、サプライ・チェーンの安定化に貢献し、企業の生産経営の回復を支援する必要がある」と強調しました。
また、ズン次官によりますと、地域と国際情勢が予測できないほど、複雑に推移している中で、各国は対話と信頼醸成を推進し、法支配の原則を掲げ、平和で安定的な環境を確保し、回復と持続可能な成長に有利な条件を作り出さなければならないとしています。