これについて外務省の小野外務報道官は、記者会見で、岸田総理大臣が現地で講演し、ことし春までに公表するとしていた「自由で開かれたインド太平洋」を推進するための具体的な計画を示す予定だと明らかにしました。
インドは、ロシアによるウクライナとの軍事衝突をめぐり、中立的な立場をとる国の多い「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国や途上国の代表格とされています。
岸田総理大臣としては、中国が覇権主義的な動きを強める中、インド太平洋地域の平和と安定に向けた計画をインドで公表することで、「グローバル・サウス」各国との連携強化につなげたいねらいがあるものとみられます。(NHK)