気象当局は、中部から南中部沿岸の各省に対し、沿岸や低地の住民を避難させるとともに、洪水、土砂崩れ、鉄砲水への備えを強化し、海上での船舶の安全を確保するよう呼びかけました。
クアンガイ省では、6000隻を超える漁船が港に避難し、救助隊や救援車両が出動準備を整えています。クアンガイ省人民委員会のドー・タム・ヒエン副委員長は次のように話しています。
(テープ)
「私たちは気象の監視と予測に力を入れ、定期的に点検を行い、あらゆる事態に対応できるよう住民を早めに避難させています。また、省軍司令部や5つの地域軍司令部に対し、人的・物的支援を行い、人的被害を最小限に抑えるよう指示しています」
ザライ省でも、国境警備隊と地方当局が5195隻の船舶を安全に帰港させ、2400基を超える養殖用いけすを補強しました。カットカン国境警備隊のグエン・ヴァン・ティン副隊長は次のように述べています。
(テープ)
「帰港する船舶については、国境警備隊が将兵を派遣して港での停泊を指導し、暴風雨対策、火災・爆発防止、停泊地の安全確保に努めています」
一方、南中部各省からチュオンサ漁場で操業していた300隻余りの漁船と3000人を超える漁民は、台風カルマエギを避けるため、カインホア省チュオンサ諸島のソントゥテイ島、シントン島、チュオンサ島、ダーテイ島などの港湾を備えた島々に避難しました。各島の将兵は漁民に真水や生活必需品を支給し、島内の宿泊場所を確保しました。また、住民と協力して家屋の補強や船舶の固定を行い、人や財産の安全を確保しています。
(VOVWORLD)







