会合でチン首相は、鉄道網は交通インフラの中核であり、経済社会の発展、地域間の連結、国際的な統合を推進する上で極めて重要な役割を担っていると強調しました。チン首相は2026年12月までに南北高速鉄道の建設を開始するという政府の強い決意を示し、関係機関に対して高い意志と最大限の努力を求めました。
また、ラオカイ~ハノイ~ハイフォンを結ぶ鉄道プロジェクトについては、ベトナムと中国を初めて長距離で結ぶ高速鉄道になるとし、両国の利益のバランスを取るため、中国側との緊密な調整が不可欠だと指摘しました。この路線の着工は2025年12月を予定しています。
さらに、ハノイ~ランソンおよびハイフォン~ハロン~モンカイを結ぶ鉄道路線については、観光資源の活用を見据え、ランソン~ハノイ区間とモンカイ~ハイフォン区間を優先的に整備すべきと述べました。
チン首相は関係省庁や機関に対し、用地確保や財政メカニズムの見直し、資金調達の多様化などの課題に集中的に取り組むよう要請するとともに、損失や無駄の発生を防ぐための厳格な管理体制の構築を求めました。
(VOVWORLD)