
今回のフォーラムは、「専門性と現代性、人間性を備えた報道の構築」をテーマに開催され、報道機関の幹部やメディアの専門家、行政関係者、ジャーナリストなどおよそ70人の登壇者が参加しました。
会期中には11のセッションが行われ、このうち9つの専門討論では、現代の報道が直面する重要な課題について活発な議論が交わされました。
「党の思想的基盤の堅持における報道の役割」をテーマとした討論では、文化・スポーツ・観光省のグエン・バン・トゥアット基礎情報・対外情報局副局長が次のように述べました。
(テープ)
「政府機関や報道機関、外交機関、企業、地方行政当局が共通のメッセージを発信し、ベトナムが信頼できる国であり、独自の文化的アイデンティティーを持ち、デジタル化とイノベーションを原動力に力強く発展していることを広く伝えていく必要があります」
フォーラムでは、AI =人工知能の報道分野への活用が大きな注目を集めたほか、生成AI時代における報道コンテンツの著作権保護や、デジタルメディアを活用したベトナムのイメージ発信、報道機関の組織再編などについても意見が交わされました。
閉幕にあたって、ベトナム共産党機関紙「ニャンザン」の編集長でベトナム記者協会会長を務めるレ・クオック・ミン氏は次のように述べました。
(テープ)
「SNSやAIが膨大な情報の波を生み出す中、既存メディアは速報性だけを競うことはできません。むしろ、信頼性や事実確認、そして深い分析という本来の価値によって、その使命を再定義する必要があります。国が大きく発展する時代にあって、質の高いコンテンツとジャーナリストとしての使命感を守ることこそが、報道機関が社会をリードし、持続的に発展していく唯一の道です」
また、閉幕セッションでは、ベトナム記者協会が「報道活動におけるAI活用10原則」を発表しました。
これは、報道機関が新たな技術を効果的に活用しながらも、職業倫理や情報の正確性、社会的責任を確保するための初めての指針と位置づけられています。
[VOVWORLD]




