今総会には約200人の代表が参加し、半数が世界平和評議会の会員である各国の49の組織の代表であるとされています。
総会では、世界の平和・安全保障の現状と新しい動きについての協議ほか、ベトナムと各国の対応策、貢献などが紹介されました。
「国際団結と平和・持続可能な開発のための協力」というメッセージを掲げて開催国のベトナムは、海外の友人に対してフレンドリーなベトナム人や平和で安全な国土を紹介したいとしています。
また、ベトナムは、独立・自主・全方位・国際関係の多様化・国際共同体への広範な参入という外交政策を堅持するとの見解を示すとともに、平和・友好に努め、平等・互恵・相互尊重を基にし て、世界各国の友人になる用意があるとしています。
世界平和評議会のAthanasios Pafilis事務総長は、世界情勢が複雑に推移している背景の中で、ベトナムは平和と安定の維持・国際法厳守という立場を常に堅持していることを高く評価するとともに、「これまでにベトナムは世界平和評議会に多いに積極的に貢献をしてきた」と強調しました。
さらに、世界平和評議会のCorazon Valdez Fabros女史は、「ベトナム戦争終結と平和回復に関するベトナム和平パリ協定署名50周年記念日を前にして、ベトナムが今総会を開催したことは世界平和評議会の正しい選択である」と再確認しました。
今総会の開催は、世界の平和運動におけるベトナム友好組織連合会とベトナム平和委員会を含むベトナムの役割を示すものであり、国際社会におけるベトナムの地位向上に寄与することが期待されています。