16日午前、北部港湾都市ハイフォン市で開催された第3回APEC諮問委員会（ABAC III）の開会式において、ルオン・クオン国家主席はこのように強調しました。

また、ルオン・クオン国家主席は第3回APEC諮問委員会が今回、自由貿易と持続可能な投資、デジタルトランスフォーメーションとAI＝人工知能、グリーンファイナンスと持続可能な開発、保健安全保障とバイオテクノロジー分野のイノベーションという中核分野を議論テーマとして選択したことを高く評価しました。さらに、これらすべてがベトナムの2030年までの国家発展戦略と2045年までのビジョンにおける重要な優先事項であると明らかにし、ベトナムは常に地域の貿易・投資協力促進の取り組みに関心を持ち、多くの貢献ポテンシャルを有していることを確認しました。

（テープ）

「地域経済連携ネットワークと多国間自由貿易協定における中心的な役割により、ベトナムは投資家に対して多様な市場とサプライチェーンへのアクセスという優位性を提供しています。そのため、ベトナムへの投資は、ダイナミックで安定し、急速に発展している経済への投資であるだけでなく、世界の大手パートナーや潜在的パートナー、そして他の自由貿易地域との戦略的な連携のステップでもあります」

ルオン・クオン国家主席は、今後、ベトナムが人間を中心に据え、企業を原動力とし、持続可能な発展を目標とする方向でAPEC協力イニシアチブを引き続き推進していくことを明らかにしました。同時に、APEC企業間の緊密な連携、生産チェーンの連結、技術共有、グローバルショックへの適応能力向上を優先すると強調しました。

【ABAC概要】 ABACは、アジア太平洋経済協力フォーラム（APEC）に対する企業コミュニティからの公式政策諮問メカニズムとして1996年に設立されました。ABAC会議は年4回開催され、各加盟経済国の主要都市で持ち回りで行われています。ハイフォンでの第3回ABAC会議には、21のAPEC加盟経済国から、ABACメンバーである企業グループ・大手企業のリーダー、貿易・投資促進機関を含む200人を超える国内外の代表、アシスタント、国際招待客が参加しています。

(VOVWORLD)