エルダー氏は、スイス・ジュネーブで行った記者会見で、「子どもたち100万人が人道上の悪夢に直面する中、権力者らが手をこまねいていることに私は激怒している」と述べました。
イスラム組織ハマスによる10月7日の奇襲攻撃を受け、イスラエル軍はガザへの報復攻撃を続けています。
エルダー氏は、ガザで負傷し四肢の切断手術を受けた上、「病院で殺害された」子どもたちに言及しました。「私は激怒している。今こうして話している間にも、身を隠そうとしている子どもたちが攻撃を受け、今後数日のうちに切断手術を受けることになる」と嘆きました。
エルダー氏はまた、「私は激怒している。クリスマスにはさらなる蛮行や攻撃が仕掛けられる可能性がある。その間、世界は自分の身の回りの愛や善意のみに気を取られる」と指摘した上で、「単なる数字として扱われつつある」ガザの何千人もの子どもたちの死を悼みました。
さらに「私は激怒している。偽善が共感をしのいでいるからだ」と述べたエルダー氏は、「私は自分自身にも激怒している。もっと多くのことをすべきなのにできていない」と無念さをにじませました。(AFP通信)
(VOVWORLD)