この座談会は、ベトナム戦争終結50周年およびベトナム・米国国交正常化30周年を記念する一連の行事の一環として実施されました。両国の外交官や元外交官、退役軍人、学者、学生、在米ベトナム系コミュニティの代表者、そして反戦運動を支持した国際的な友好関係者など幅広い参加がありました。
「和解から包括的戦略パートナーシップへ」「両国の包括的戦略パートナーシップの展望」「世界のための和解モデル」という3つのセッションが行われました。登壇者たちは、戦争終結から半世紀、国交正常化から30年を経て、両国関係が両国民の願いと利益に沿って大きく前進し、アジア太平洋地域と世界の平和・安定・発展に積極的に貢献してきたという共通認識を示しました。
両国関係の正常化と包括的な戦略的パートナーシップ構築の過程から得られた教訓として、参加者は「和解」と「信頼醸成」の重要性を強調しました。
また、南部解放・国家統一50周年に際してトー・ラム書記長が発信した民族和合に関するメッセージについても議論され、高い評価を受けました。このメッセージは、戦争の傷を癒し、過去を忘れずとも未来に共に進み、ベトナム民族の繁栄と両国の共通利益のために尽力するというベトナム共産党と政府の方針を示すものです。
(VOVWORLD)