第28回ASEAN・中国首脳会議には、ASEAN各国の首脳と中国の李強首相が出席しました。
会議でチン首相は、今後のASEAN・中国関係を強化するための戦略的方向性を提案しました。
まず、スマートで持続可能な連結性の強化を掲げ、ASEAN・中国自由貿易協定の新バージョンを効果的に実施する必要性を指摘しました。
また、高速鉄道網、環境に配慮した港湾、省エネルギー空港などのインフラ整備に重点を置き、スマート国境システムの拡張や物流のデジタル化を進めて、貿易と人的交流を促進すべきだと述べました。
さらに、スマートシティの連結性強化や、デジタル技術、AI・人工知能の活用、再生可能エネルギーに関する知見の共有を呼びかけました。
チン首相はまた、イノベーション強化の重要性を強調し、科学技術分野での協力を深めるための行動計画を支持するとともに、共同研究所の設立や技術人材の育成強化、若者や文化の交流促進を求めました。
一方、チン首相はベトナム東部海域(南シナ海)問題にも言及し、ASEANと中国は同海域を平和と協力の海域とする必要があると指摘しました。その上で、1982年の国連海洋法条約を含む国際法に適合したCOC 海上行動規範を早期に達成すべきだと述べました。
(VOVWORLD)







