今月15日と16日、フランスで「ボビナム」の国際大会が開催されました。この大会には、フランス、ベルギー、オランダなどヨーロッパ各国から合わせて350人余りが参加しました。
特筆すべきは、参加者の大半がヨーロッパ系の人々だったことです。これは、ベトナムの伝統文化がヨーロッパ社会に深く根付いていることを示しています。
大会では競技だけでなく、武術の普及に貢献した故チャン・フイ・フォン師範への追悼も行われました。技術演武や昇段試験なども実施され、参加者たちは高い技術レベルと武道精神を披露したということです。
剣や棍棒などの武器術と素手の技を組み合わせたボビナムは1975年からフランスで本格的に広まり始めました。現在では若い世代の指導者たちが中心となって普及活動を続けており、単なる格闘技を超えて、人生哲学や健康法を含む総合的な文化として親しまれています。
(VOVWORLD)







