マレーシアのアンワル・イブラヒム首相夫妻の招きに応じて、トー・ラム党書記長夫妻はマレーシアを公式訪問しています。現地時間の21日正午、マレーシアの首相官邸で、トー・ラム党書記長夫妻の歓迎式典が盛大に行われました。
その後、トー・ラム党書記長とイブラヒム首相は会談に臨み、協力文書の調印式に立ち会った後、共同記者会見を執り行いました。記者会見で、イブラヒム首相は、トー・ラム党書記長による今回のマレーシア訪問は、両国関係が包括的な戦略的パートナーシップに格上げされるに当たって行われるもので、重要な意義を持っていると明らかにしました。双方は、国防、安全保障、海上、電力、デジタル経済などの分野における協力を強化することで一致しました。
一方、トー・ラム党書記長は、双方がそれぞれの国の発展過程において互いに支持するとともに、国際法、およびそれぞれの独立、主権、領土保全、および政治体制を尊重した上で、友好協力関係と政治的信頼関係を強化することで合意したと明らかにしました。また、トー・ラム党書記長は、ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海の平和、安全保障、安定、航海と航空の安全と自由を維持することや、国際法と1982年の国連海洋法条約に則って、あらゆる紛争を平和措置で解決し、武力による威嚇又は武力の行使を行わないことを目指して、引き続き緊密に連携していくとのコミットメントを確認しました。そして、トー・ラム党書記長は、ベトナムがマレーシアの2025年のASEAN議長国としての役割を支持し、マレーシア、およびASEAN加盟諸国と緊密に連携して、2025年のASEAN共同体ビジョンの現実化に貢献していくと強調しました。
(VOVWORLD)