ベトナムからは外務省のグエン・ミン・ヴー常務次官が代表団を率いて参加しています。ベトナムは2023年から2027年まで世界遺産委員会のメンバーを務めており、今回が2回目の参加となります。
会議でヴー次官は、ベトナムが8つの世界遺産を保有していることを紹介し、その保全と活用に積極的に取り組んでいることを強調しました。特に、地域住民を中心とした保護活動を重視し、遺産の保全と地域の経済発展の両立を図っていると述べました。
また、ベトナムは2024年に制定した文化遺産法に世界遺産条約の理念を盛り込むなど、法整備も進めています。
ヴー次官は、世界遺産基金への継続的な支援を約束するとともに、各国に対して経験の共有や若者・女性の参加促進など、国際協力の強化を呼びかけました。
この会議は今月16日まで続く予定です。
(VOVWORLD)