シンポジウムで、保健省のグエン・タイン・ロン大臣代行は「現在、ベトナムで4つの企業が新型コロナウイルス感染症のワクチン開発を行なっており、楽観的な結果を収めた。開発が順調に進められるならば、年末に人体実験が行なわれる予定である」と明らかにしました。また、保健省は傘下機関に対し、新型コロナウイルス感染症のワクチン開発に関する研究、生産、臨床実験、許可証発給、使用に関する規定の作成を急ぐよう指導し、最短期間でワクチンを生産するが、安全性と有効性を確保する必要があるとしています。ロン氏は次のように語りました。
(テープ)
「保健省は医療関係企業に対し、テストプロセスを短縮するよう求めますが、人に投与できるよう、ワクチンの安全性、有効性を確保しなければなりません。また、各国とベトナムがワクチンを生産したら、できるだけ、ベトナム人が早くワクチン接種を受けられるようワクチン基金の設立への投資計画を準備しています。
なお、7月15日現在、世界各国で163件の新型コロナウイルス感染症のワクチン開発プロジェクトが行なわれています。