ベトナム外務省のファム・トゥ・ハン報道官は16日午後、定例記者会見で、ベトナムのチュオンサ諸島・ティトゥ島周辺で発生した中国の船舶とフィリピンの公船との衝突事案について質問に応えた際、 「ベトナムはチュオンサ諸島、そしてティトゥ島を含むこの地域に対して、歴史的にも法的にも明確な主権を有している。今回の事案に関して、ベトナムは関係当事者の公表した情報に深い懸念を抱いている」と強調しました。
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「ベトナムは関係国に対し、ベトナムの主権を尊重し、自制して、責任ある行動を取るよう求めます。また、国際法、1982年国連海洋法条約(UNCLOS)および国際海事機関(IMO)が定める海上における衝突の予防のための国際規則に関する条約(COLREG)を順守し、海上行動規範(COC)の実質的で効果的な交渉に向けた良好な環境を築くことが重要です」
(VOVWORLD)