この会合は、国連安保理が2000年に決議1325を採択してから25周年を迎える節目として行われたものです。討論会で発言した国連駐在ベトナム代表部のグエン・ホアン・グエン公使は、「決議1325が採択してから25年が経過した現在も、紛争の影響を最も強く受けているのは依然として女性と少女たちであり、平和プロセスにおける彼女たちの声はいまだ十分に反映されていない」と指摘しました。
さらに、グエン公使は紛争の根本的原因を予防・解決することこそ、最も効果的な保護の手段である。女性を平和維持、和解、戦後復興のすべての段階の中心に据える必要がある。また、紛争被害を受けた女性のために、雇用機会の拡大、金融アクセスやデジタル技術への参入、社会保障の確保が重要だと述べました。
一方、グエン公使はベトナムの女性は、民族独立の闘争から復興・建設・発展に至るまで、常に重要な役割を果たしてきた」と強調するとともに2009年の国連安保理決議1889や2020年の『ハノイ行動コミットメント』などを通じて、ベトナムが一貫して「女性・平和・安全保障」アジェンダを積極的に推進してきたベトナムは、女性が「支援を受ける存在」にとどまらず、「持続可能な平和を築く主役」として活躍できるよう、引き続き努力していくと強調しました。
(VOVWORLD)