SOM会合で、ASEANの高官らは、成長と回復の促進、ASEANの体制や機関の活動の効率化、食料安全保障やエネルギー安全保障、サイバーセキュリティ、越境犯罪など非伝統的安全保障課題の解決、保健医療の強化、金融・経済の安定化などというASEANの2023年の優先事項を実現する方向性について話し合いました。
また、ASEANの団結を維持し、ミャンマー問題に対する持続可能な解決策を模索し、ベトナム東部海域問題に関するASEANの共通の立場と結束を堅持し、同海域を「平和・安定・協力・持続可能な開発の海」にするよう強調しました。
東ティモールのASEAN加盟にかかる会合で、各国は、東ティモールがASEANの正式な加盟国になるため、引き続き東ティモールの能力向上に支援することで一致しました。
ブ・ホ大使は、「ベトナムはASEANの2023年の優先事項の実現に各国と協力する用意がある」と強調すると同時に、ASEAN各国に対し、東ティモールがASEANの正式な加盟国になるロードマップを作成するよう提案しました。
また、ベトナム東部海域問題に関するASEANの共通の立場を再確認するとともに、1982年国連海洋法条約をはじめとする国際法に従って紛争の平和的解決、DOC=海上行動宣言の完全履行、COC=海上行動規範の早期作成の重要性を強調しました。
ソース:VOV