同戦略の目的は、AI分野の研究と産業応用を促進し、ベトナムの経済社会発展に寄与すること。さらに、将来的にはベトナムをAIの先進国の一つとすることです。
科学技術省高度技術局のチャン・アイン・トゥ副局長は次に用に述べています。
(テープ)
「党と国の方針においても、AIの発展ポテンシャルは以前から認識されてきました。第4次産業革命対応を促す共産党政治局の第52回決議を具体化した政府決議50号やデジタル経済・社会発展戦略にも、AI技術が重視されています」
実際にAIに関する政策が既に打ち出されており、2030年までのAI国家戦略や2025年までのデジタル戦略などが政府から承認されています。
科学技術省のグエン・ホアン・ザン副大臣は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムがAIの波に乗り遅れるわけにはいきません。ただし、2点を確保する必要があります。1つ目は、AIを日常生活やビジネスに取り入れ、経済成長を促進するための法的土台を整備すること。2つ目は、先進国の経験を学びつつ、文化に適したAIの発展を実現し、リスクを最小限に抑えること。とりわけデジタル技術は、倫理と責任が伴わなければなりません」
イギリスのシンクタンク「オックスフォード・インサイツ」が発表した「政府のAI準備度ランキング」では、ベトナムは東南アジア地域で5位にランクインしました。昨年の平均スコアは54.48点で、世界平均を上回る結果となっています。
(VOVWORLD)