席上、フック首相は「シンガポールとの戦略的パートナーシップを重視している。この訪問は、両国の外交関係樹立50周年および戦略的パートナーシップ樹立10周年を記念する活動の一環であり、両国の政治的信頼と多面的な協力の強化に貢献するであろう」と強調しました。
一方、ヤコブ大統領はベトナムにおけるシンガポール工業団地をイノベーション工業団地に格上げ、およびベトナム・シンガポールの経済協力をデジタルプラットフォームに基づく経済連携に押し上げるというフック主席の提案を高く評価しました。会談後、フック主席とヤコブ大統領はサイバーセキュリティやサイバー犯罪防止対策、エネルギーなどの分野における協力合意書の調印式に立ち会いました。
なお、シンガポールはベトナムの重要な貿易投資相手国の一つであり、今年8月現在、両国の貿易累計額は63億ドルに達し、昨年同期と比べ、16.8%増となっています。また、シンガポールはASEAN諸国の中でベトナムに対する最大の投資国であり、139か国の中で2位に立っています。