20日夜までに、クアンニン省当局は、ハロン湾で発生した観光船「ワンダー・シー号」の転覆事故により、49人が被害に遭ったことを確認しました。このうち10人が生存し、医療機関で治療を受けています。35人が死亡し、4人が依然として行方不明となっています。
現在、クアンニン省総合病院では9人の負傷者が治療を受けており、大半は安定した状態にあります。また、バイチャイ病院では10歳の子ども1人が治療中です。クアンニン省保健局は、入院費を全額免除するとともに、患者およびその家族に対して食事や生活必需品の支援を行うよう指示しました。
クアンニン省は引き続き、関係機関と連携して行方不明者の捜索を進めるとともに、生存者のケアに最善を尽くし、犠牲者の遺族に対しても最大限の支援を行う方針です。
なお、事故は19日午後、観光船「ワンダー・シー号」がハロン湾を航行中に強風に煽られて転覆したもので、当時船には46人の観光客と3人の乗組員が乗っていました。ファム・ミン・チン首相は、被害者へのお見舞いと犠牲者遺族への哀悼の意を電報で伝えるとともに、チャン・ホン・ハ副首相を現地に派遣し、救助・捜索活動の指揮にあたらせました。
(VOVWORLD)