式典での講演で、トー・ラム氏はベトナムが国家の飛躍を目指す新時代に入ったと強調しました。特に農業・農村開発部門、とりわけベトナム農業科学アカデミーに対し、この歴史的転換点の重要性を深く認識し、自らの役割と責任を明確にした上で、絶え間ない革新と力強い前進を通じて時代の要請に応えていく必要があると訴えました。
トー・ラム書記長・国家主席は、党と国家が教育・訓練を最重要の国策とし、科学技術を国の発展と繁栄の鍵と位置付けていることを改めて強調しました。大学は国家イノベーションシステムの要となり、知識経済、循環経済、デジタル転換の要求に応える必要があると述べました。そしてベトナム農業科学アカデミーに対し、国内随一の教育・研究機関としてだけでなく、アジア地域や世界で高く評価される高等教育機関、イノベーションの中心地、さらには国家の起業を支える信頼できる拠点となるよう努力を促しました。
最後に、世界の先進的な研究大学をモデルとした包括的な開発計画を、適切なロードマップとともに策定するよう提言し、講演を締めくくりました。
(VOVWORLD)