会談で、両総書記はホー・チ・ミン主席と金日成(キム・イルソン)主席によって築かれ、その後、両国の歴代指導者が育んできた伝統的な友好関係を振り返りました。今後の協力関係について、双方は党、国家、政府、国会および地方レベルなどあらゆるチャンネルによる代表団の往来を強化し、既存の対話・協力メカニズムを効果的に維持することで一致しました。さらに、適切な分野での新たな協力の可能性を探り、国民交流を一層推進する方針で一致しました。
トー・ラム書記長は、党間協力を軸に理論交流セミナーの開催を検討し、党建設や国づくりの経験を共有することを提案するとともに議会間協力の強化や、双方に利益をもたらす経済協力の促進を呼びかけました。
さらに、トー・ラム書記長は「ベトナムは経済改革や対外経済、輸出入管理、社会経済発展の経験を朝鮮民主主義人民共和国と分かち合う用意がある」と述べた上で、文化、スポーツ、観光、教育、医療、メディアなど、双方の強みを活かせる分野での協力拡大への希望を表明しました。
これに対し、金正恩総書記・国務委員長はトー・ラム書記長の提案を高く評価し、「朝鮮民主主義人民共和国はベトナムとの党建設や国家発展の分野での緊密な協力を望んでおり、幅広い分野での連携を進めたい」と強調しました。また、双方は地域・国際情勢について意見を交換し、国連やASEAN地域フォーラムなどの多国間の場で相互支援と協調を強化していくことで一致しました。
(VOVWORLD)