会見の様子=VOV |
席上、チン首相は、「ベトナムは再生可能エネルギーやインフラ、電気通信、金融、銀行、教育、ハイテク農業、デジタルトランスフォーメーション、鉱物の開発、航空、観光などの分野でベトナムに進出しようとするオーストラリアの企業と大規模な投資ファンドを歓迎する」と確認するとともに、オーストラリアに対し、ベトナムの農産物、水産物の同国への輸出に便宜を図る一方、鉱物の開発、農業、航空、観光などの分野で同国に進出しようとするベトナムの企業に有利な条件を提示するよう要請しました。
また、英語能力向上、越境犯罪とテロ犯罪、経済犯罪、麻薬犯罪対策、およびサイバーセキュリティなどでベトナムを引き続き支援するよう提案しました。
一方、デビッド・ハーレー総督は、ベトナムが2050年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロを達成する目標の実現を支援するとともに、ベトナムとラオスと協力して、ASEAN東南アジア諸国連合とオーストラリアとの気候変動・エネルギー転換に関するハイレベル対話フォーラムを開催すると明らかにしました。
また、ベトナム東部海域(南シナ海)問題に対するASEANの立場を支持し、同海域の平和・安定・協力・航行の自由を確保し、国際法に従って紛争を平和的に解決することで一致しました。
この機に、チン首相はオーストラリアの首相にベトナムを早期に訪問するよう招待しました。
ソース:VOV