今回の訪問で、チン首相は合わせて40件の活動に参加し、中には多国間の会議、および各国や国際諸組織、企業の指導者との個別会見を行いました。チン首相はASEAN首脳会議で重要な発表を行い、ASEAN共同体構築と相手国との関係強化を目指す多くの提案を出しました。
会議で、チン首相はASEAN指導者とともに地域と国際問題について意見交換を行い、ASEANの基本原則を再度強調しました。ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海問題について、チン首相はこの海域の平和、安定、航行と航海の安全保障の確保の重要性を強調したうえで、1982年の国連海洋法条約をはじめ、国際法を基礎に、DOC=海上行動宣言の効果的利用とCOC=海上行動規範の早期作成に取り組むよう提案しました。
会議で、ASEANの相手国はいずれもベトナムの社会経済開発の成果、およびASEANに対するベトナムのダイナミックな役割と多くの貢献を高く評価するとともに、ASEANとの関係をさらに強化する意向の旨を強調しました。
そのほか、チン首相はASEANビジネス・投資サミットに出席しました。この席で、チン首相は「ベトナムが常に外国の投資家に最も好ましい条件を提示している」と強調しました。
(VOVWORLD)