ブラジルに本拠を構える多国籍企業食品メーカーであるJBSグループのRio de Janeiro総裁との面会で、チン首相は、JBSグループを含むブラジルの企業がベトナム市場への投資・事業協力を引き続き拡大していくようにとの希望を表明するとともに、両国間の貿易を強力に推進しており、2025年下半期にはベトナムと南米共同市場(MERCOSUR)間の自由貿易協定(FTA)交渉を早期に妥結させる方針であることを明らかにしました。
同日、リオデジャネイロ市で、チン首相はブラジルのエタノール生産企業FS社のDaniel Lopes副社長と面会しました。席上、チン首相はFS社に対し、ベトナム企業が世界のバイオ燃料バリューチェーンに参加できるよう技術移転と支援を行うこと、またベトナムが国際競争力のある適切な価格でE10ガソリンを入手できるよう支援することを期待しました。また、チン首相は、ベトナム政府がFS社をはじめとするブラジル投資家がベトナムの法規制に従い、効果的かつ持続可能な事業投資を行えるよう、常にあらゆる有利な条件を整えることを約束すると述べました。
そして、チン首相は、ブラジル エンブラエル・グループのJose Serradorグローバル・バイス・プレジデントとの面会で、ベトナムが航空企業、特にエンブラエルと良好な協力関係にあるバンブー・エアラインを含む航空企業の再編を進めていることを明らかにしました。またエンブラエルに対し、ベトナムからブラジル行き直行便の就航を支援するよう期待しています。
(VOVWORLD)