会見で、シェイク・ミシャアル首長は、ベトナムがクウェートの外交政策において戦略的な位置を占めていることを確認した上で、両国が経済・貿易・投資、食糧安全保障、科学技術といった分野での協力を拡大し、国際問題における立場の調整を行うことを望んでいると述べました。
同首長は、GCC=湾岸協力会議の議長として、GCCとベトナムおよびASEANとの協力強化に最大限の関心を寄せており、ベトナムをASEANとの協力拡大の戦略的な玄関口と見なしていることを強調しました。
一方、チン首相は、クウェート首長に対し、両国関係の発展を引き続き推進することへの関心を寄せるよう提案するとともに、今後9つの重点協力分野を提案しました。
中には、エネルギーを始め、石油・ガス協力を拡大すること、投資関係でブレークスルーを生み出すこと、クウェートがホーチミン市の国際金融センターへの投資強化、貿易協力の強化、ベトナム・GCC自由貿易協定(FTA)の早期交渉・署名への首長の支持、食糧安全保障協定とベトナムにおけるハラル・エコシステムの発展支援プロジェクトの早期交渉、国防・安全保障協力、無人航空機などの軍民両用国防装備の開発協力、そしてクウェートによるサイバーセキュリティ協力の強化などが含まれます。
同日、チン首相は、クウェートのシェイク・サバーハ・ハーリド・アル=ハマド・アル=サバーハ皇太子と会見したほか、アル・ズール石油精製・石油化学コンプレックスを視察し、アラブ経済開発のためのクウェート基金と意見交換を行いました。
(VOVWORLD)







