今回の設立は、ダナン市だけでなく、中部沿岸地帯および中部高原地帯、そして全国にとっても重要な転換点となり、新たな発展空間を開く出来事として注目されています。
式典でグエン・ホア・ビン副首相は、ダナン自由貿易区の設立がベトナムで初めてのものであり、世界経済との接続を強化する起爆剤となることへの希望を表明するとともに、政府はこの自由貿易区に加え、ダナン市で国際金融センターの設置、深水港の開発、「真珠の島」地区の建設といった新たな経済構想の導入も認めており、今後のダナン市の飛躍的な発展が期待されていると明らかにしました。
ビン副首相によりますと、将来的には埋め立てによって5つの人工島を造成し、クアンナム省との合併により新しいダナン市の経済規模と空間、潜在力がさらに拡大する計画です。これにより、世界遺産との連携や、チューライ経済区やズンクアット経済区など他の経済圏との接続も促進され、ダナン自由貿易区は中国・深センやアメリカ・アトランタと並ぶ、世界経済の一翼を担う地域となることを目指しています。
式典では、ダナン市人民委員会が8社の戦略的投資家に対して、自由貿易区への投資に関する覚書を手渡しました。
ビン副首相はまた、政府および関係省庁が引き続きダナン市と共に歩み、制度・政策面で特別な支援を行い、都市の自律性を高める方向で協力していくと強調しました。
【情報ボックス】
ベトナム政府は、6月13日「ダナン自由貿易区」設立を正式に決定しました。面積はおよそ1881ヘクタールで、生産・物流、商業・サービス、デジタル産業、IT・イノベーションなどの複合機能エリアを含みます。長期的には、アジア太平洋地域および世界のサプライチェーンの中核拠点を目指すとしています。
ベトナム政府は、6月13日「ダナン自由貿易区」設立を正式に決定しました。面積はおよそ1881ヘクタールで、生産・物流、商業・サービス、デジタル産業、IT・イノベーションなどの複合機能エリアを含みます。長期的には、アジア太平洋地域および世界のサプライチェーンの中核拠点を目指すとしています。
(VOVWORLD)