ソマリアの首都モガディシオの中心部で28日、大統領府に近く政府関係者が頻繁に利用するホテルの周辺で突然、車が爆発し、救急隊員らが駆けつけたところ、2度目の爆発が起きました。
現地のメディアは警察の話として、これまでに警察官や元議員を含む23人の死亡が確認されたと伝えていますが、犠牲者はさらに増えるおそれがあります。
また、現場付近では治安当局と武装グループとの間で銃撃戦となり、イスラム過激派組織「アッシャバーブ」が犯行を主張する声明を出しました。
20年余りにわたって無政府状態が続いたソマリアでは、5年前に国連の支援を受けた政府が発足しましたが、アッシャバーブは貧困層の若者らを勧誘するなどして勢力を拡大し、政府機関などを狙ったテロを繰り返してきました。
今月14日には同じ政府機関などが集まる地区で350人以上が死亡する爆弾テロ事件が起きたばかりで、アブドラヒ大統領はアッシャバーブの犯行と断定して掃討作戦の強化を進めていました。
ソース:VOV