この場でチン首相は、第15期国会第9回会議の主要成果を共有し、同会期が党の重要方針を制度化し、経済社会の発展に大きく寄与した「歴史的な会議」であったと述べました。
今後の課題に触れたチン首相は、二層制地方政府の運営において、受け身から能動的な姿勢への転換が重要であり、国民・企業への積極的なサービス提供と、円滑かつ効果的な行政運営によって、新たな発展の空間を創出することが求められると強調しました。
また、カントー市に対しては、4つの柱となる党中央政治局の決議、すなわち「科学技術・イノベーション・国家デジタルトランスフォーメーション」、「民間経済の発展」、「国際統合」、そして「法制度の構築と実施」の徹底的な推進を要請しました。さらに、「制度・インフラ・人材」の3つの戦略的突破口を着実に進め、国の重要インフラ事業の早期完成や、「誰一人取り残さない」という方針に従って、社会保障に向けた資源の確保を指示しました。
チン首相は、新しいカントー市がメコンデルタ全域において、あらゆる分野で先導的な役割を果たすことへの期待を表明し、特に、デジタルトランスフォーメーションや半導体分野の人材育成、科学研究やその商業化の推進、そしてメコンデルタにおける科学技術・イノベーション・デジタルトランスフォーメーションのけん引役となることを強調しました。
最後にチン首相は、地元住民と有権者に対し、党や政府の政策立案と実行に主体的に参加するよう呼びかけ、政策が実生活に根差し、より豊かで幸福な暮らしをもたらすようを込めました。
(VOVWORLD)