公演ではベトナム戦争中、アメリカ軍が実施した枯葉作戦が再現されました。1961年から10年間にわたり、アメリカ軍は南ベトナムの4分の1の面積に366キログラムのダイオキシンを含む 8 千万リットルの毒性の強い化学物質を散布しました。ベトナム人およそ480万人がこれらの毒性の強い化学物質を浴び、その中の300万人が枯葉剤被害者となっています。
式典で発言に立ったチュオン・ホア・ビン副首相は「枯葉剤の痛みほど大きな痛みがない。これはベトナムだけでなく、人類の痛みでもある」と強調するとともに、これまで、党と国会は各レベルと各省庁、部門、社会団体、支援者に枯葉剤による後遺症の克服を働きかけてきたと明らかにしました。ビン副首相は次のように語りました。
「各省庁、レベルに対し、枯葉剤被害者に関する資料を点検・確認し、優遇政策を早期に適用するよう求めます。また、ベトナムの枯葉剤被害者協会に対し、各組織、企業、支援者の支援を呼びかけ、枯葉剤被害者の援助にあらゆる手を尽くすよう要請します。」
ソース:VOV