テドロス事務局長は「新型ウイルスは地理的に拡大しており、懸念が深まっている」と述べました。その上で「グローバル化した世界において、各国の団結が唯一の選択肢だ」とし、封じ込めに向けた世界各国の協調を促しました。
緊急事態プログラム責任者のマイク・ライアン氏は、感染が深刻なイランについて、「政府を挙げた対応」にシフトとしているとし、同国の取り組みを評価しました。「問題の深さを把握することで、一段と積極的で的を絞った監視が可能となります。それが新型ウイルス阻止に向けた措置につながることを望んでいる」と述べました。
イラン保健当局によりますと、新型コロナウイルス感染の死者は過去24時間で17人増え、計124人になりました。感染者数も前日から1000人超増加し、4747人に達しました。
また、夏が到来すれば、感染ペースが衰えるかとの質問に対しては、「異なる気候状況によって新型ウイルスがどのような行動や反応をするのか明らかになっていません。現状と同様の感染力が継続すると推測する必要がある」と回答しました。「インフルエンザのように夏が来れば新型ウイルスが消失するの考えは間違った期待だ」とくぎを刺しました。(Newsweek)
ソース:VOV