世界保健機関(WHO)欧州地域事務局は5月4日、高級クルーズ船「MVホンディウス」で確認されたハンタウイルスの疑い事例について、地域社会への感染リスクは現時点で低いとの見方を示しました。WHOは、治療支援や避難、疫学調査、公衆衛生上のリスク評価などを含め、「緊急対応」を進めているとしています。
ハンタウイルスはまれではあるものの、人から人へ感染する可能性があり、重篤な呼吸器疾患を引き起こす恐れがあるため、慎重な監視と対応が必要とされています。

2026年4月29日、スイス・ジュネーブの世界保健機関(WHO)本部(写真:REUTERS/Denis Balibouse)
WHOはこれまでに、同船に関連して「確定感染1例と疑い例5例」を確認したと発表しています。アルゼンチンのウシュアイアから西アフリカ沖のカーボベルデに向かって航行中のこの船では、5月3日夜の報告で少なくとも3人の死亡が確認され、検査によりハンタウイルスの存在が確認されました。
一方、運航会社のオーシャンワイド・エクスペディションズは、3人の死亡とウイルスとの因果関係は現時点で特定されていないほか、残る2人の患者についても感染の有無は確認されていないとしています。国際メディアによりますと、同船は前日朝、カーボベルデ沖のプライア港に停泊しているということです。
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