27日、WB=世界銀行は、東アジアと太平洋地域諸国の2022年10月の経済状況レポートを公表し、その中で、ベトナム経済状況を楽観視しています。WBは、ベトナムの経済成長率を4月の5.3％から7.2％に上方修正しており、ベトナムの経済成長はアジア地域でトップになる見通であるとしています。

WBのレポートによりますと、2021年の第三四半期の新型コロナウイルス感染症の抑制後、ベトナム経済は迅速に回復し、2022年前半に6.4％増となっているとしています。この回復は、輸出の好転、国際観光活動の再開が後押しした結果です。サービス業、工業生産部門は昨年同期と比べ高い伸びを見せています。

さらに、WBの専門家によりますと、中国を除く東アジア諸国と同様、ベトナムの経済は2022年に回復すると予測されています。製造加工、サービス業が大規模な市場に参入することで、経済成長の推進力になると予想されています。

そして、インフレ率は製品の価格の変動により2022年には3.8％、2023年には4％と上昇しますが、2024年には3.3％に低下するということです。