日本が、ことしG7の議長国として初めて開く外相会合は、世界各国の首脳や閣僚らが集まり安全保障について話し合う「ミュンヘン安全保障会議」に合わせて行われ、ウクライナのクレバ外相も参加しました。
冒頭、林外務大臣は北朝鮮のミサイル発射に言及し「北朝鮮による過去に例のない頻度での弾道ミサイルの発射は、日本の安全保障への差し迫った脅威であり、国際社会の平和と安全にとっても脅威だ。到底容認できず、G7で緊密に連携していきたい」と呼びかけました。
会合ではウクライナ情勢を中心に議論が行われ、ロシアに対する制裁を維持・強化し、ロシアを支援している国にやめるよう呼びかけるとともに、ウクライナと積極的に協力し支援を継続することで一致しました。
その上でロシアによるウクライナの民間人や重要インフラ施設への攻撃を非難し、国際法にのっとって責任を追及していく方針を確認するとともに、法の支配に基づく国際秩序を堅持することが重要だという認識を共有しました。