G20各国は、先月、新型コロナの影響が長期化していることを受けて、途上国に対し、債務の返済猶予の期限をことしの年末から半年間延長することで合意しています。
ただ、債権国である中国の政府系金融機関が、融資額を明らかにしていないほか、返済の猶予に応じていないとして先進国から批判が出ていました。
臨時会議では、融資に関する情報を明らかにする仕組みを整備したうえで、途上国に対して、債務の一部削減を含むさらなる救済策について合意しました。
G20は声明で支援の枠組みについて、「すべての公的な債権者が完全に、かつ透明性高く実施すべきだ」として、民間の債権者にも少なくとも同程度の措置を求めるとしています。(NHK)