先ごろ、世界銀行はEVFTA=ベトナムとEU=欧州連合との自由貿易協定に関する最新レポートを発表し、その中で、「EVFTAが発効し、双方間の貿易関税が撤廃されることにより、2030年にベトナムのGDP=国内総生産を+2.4%、輸出額を+12%押し上げる効果がある」と予測しました。
また、EVFTAにより、EUからベトナムに輸出する品目の48.5%に対する関税が即時撤廃され、7年後に91.8%、10年後に98.3%の関税が撤廃されます。
一方、ベトナムからEUに輸出する品目の85.6%に対する関税が即時撤廃され、7年後に99.2%の関税が撤廃されることになるとしてます。これに関し、商工省多国間貿易政策局のルオン・ホアン・タイ局長は次のように語りました。
(テープ)
「各企業はEUの大市場のメリットを活用することができますが、周到に準備する必要があります。また、法的枠組み、経済体制などを調整しなければなりません。各企業は新しい状況に適応する必要があります。」
なお、現在、ベトナムの関係各機関は、各企業がこの協定によるメリットを活用するため、ガイダンスを作成中です。