席上、ボイチェチョフスキ氏はベトナムとEUに対し包括的農業協力、バランスの取れた農産物貿易、持続可能な農業開発を促進し、サプライチェーンの寸断や食糧安全保障など、グローバルな問題の解決で協力し合うよう提案しました。
また、「EUはベトナムの潜在力と役割を重視し、持続可能な農産物サプライチェーンの構築でベトナムとの二国間協力を促進していきたい意向がある。EUは域内の産業界に対し、ベトナムの農業などへの投資の強化を奨励する」と明らかにしました。
一方、タオ大使は「ベトナムはEUを重要なパートナーの一つと見なし、EUとの協力を拡大する用意がある」と強調しました。また、双方に対し、EU・ベトナム自由貿易協定のメリットを最大限に活用し、農産物の貿易を進めていくよう要請しました。
さらにベトナムはEUと協力し、グローバルな食料安全保障リスクに対応するため、3者協力による農産物サプライチェーンを構築する意向があるとしています。タオ大使はEUに対し、ハイテクアグリカルチャーの開発や農産物加工への投資を強化し、クリーン農業開発でベトナムを支援するよう提案しました。